尾題とは?
びだい
尾題とは、写本や刊本において巻末・本文の末尾に記された書物のタイトルのことです。
尾題(びだい)とは、写本・刊本・絵巻などの書物において、本文が終わった後の末尾部分に記されたタイトル(書名)を指します。「奥題(おくだい)」とも呼ばれます。冒頭に記された「首題(しゅだい)」に対応する概念です。
古典籍や古文書では、書物の外観や構成がさまざまであるため、タイトルが記される位置は一定ではありません。主なタイトルの種類には以下のものがあります。
- 表題(ひょうだい):表紙に書かれたタイトル
- 首題(しゅだい):本文の冒頭に記されたタイトル
- 尾題(びだい):本文末尾に記されたタイトル
- 内題(ないだい):本文中の扉ページなどに記されたタイトル
尾題は、特に巻物(巻子本)が主流だった時代において書物の終わりを示す意味合いが強く、また写本を書き終えた書写者が確認の意味で書き添えることもありました。複数の写本が存在する場合、首題と尾題で書名の表記が異なることもあり、書誌学的な調査の重要な観察点となります。
書誌情報を記録する際には首題・尾題・表題のそれぞれを区別して記述することが求められ、古典籍目録の作成において必須の確認事項です。
使い方・例文
巻物形式の古典籍では、本文を最後まで読み進めたところに書かれているタイトルが尾題にあたり、書誌情報として首題と合わせて記録されます。
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