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射影多様体とは?

しゃえいたようたい

射影多様体とは、射影空間の中でいくつかの多項式方程式の共通零点として定義される幾何学的な図形で、代数幾何学の中心的な研究対象です。

射影多様体(Projective Variety)は、代数幾何学における基本的な研究対象の一つです。n次元射影空間 P^n の中で、有限個の斉次多項式(homogeneous polynomial)の共通零点として定義される図形のことを指します。

射影空間とは、通常のユークリッド空間に「無限遠点」を加えて平行直線が一点で交わるようにコンパクト化した空間です。このコンパクト性により、射影多様体はアフィン多様体(通常の空間の中の多項式零点)よりも扱いやすい性質を多く持ちます。

射影多様体の代表的な例を挙げると以下のとおりです。

  • 射影直線 P^1:最も単純な射影多様体で、複素数体上では一次元コンパクトリーマン面と同相
  • 二次曲線・二次曲面:P^2 上の二次方程式の零点(楕円・双曲線・放物線などは同じ射影曲線の特殊な場合)
  • 楕円曲線:三次方程式で定まる射影曲線で、数論・暗号理論でも重要
  • グラスマン多様体:線形部分空間全体が作る射影多様体

射影多様体の研究では、次元・次数・特異点・コホモロジーなどが主要な不変量となります。代数幾何学の基礎を成す概念であり、数論幾何・弦理論・暗号理論など現代数学・物理の幅広い分野に応用されています。

使い方・例文

代数幾何学の授業や研究で「楕円曲線」「グラスマン多様体」といった具体的な図形を議論する場面で射影多様体という枠組みが登場します。

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