子房とは?
しぼう
子房とは、花の雌しべの下部にある膨らんだ部分で、内部に胚珠を含み、受粉後に果実へと成長します。
子房とは、被子植物の花において雌しべの基部に位置する袋状の構造です。内部には胚珠(受精後に種子になる部分)が1個以上収められており、受粉・受精が完了すると子房全体が成長して果実となります。
子房の位置は植物の種類によって異なり、花托(花床)より上にある「上位子房」と、花托に埋まった形の「下位子房」に分類されます。サクラは上位子房の典型で、リンゴやウリは下位子房の例です。
子房の壁(子房壁)は受精後に果皮へ変化します。果皮はさらに外果皮・中果皮・内果皮の3層に分かれ、食用とする「果肉」は多くの場合に中果皮や内果皮に相当します。子房内の区画(室)の数も植物によって異なり、ミカンのように多室のものもあります。
種子植物のうち被子植物の大きな特徴が「胚珠が子房に包まれている」ことで、裸子植物(マツやスギなど)には子房がなく、胚珠がむき出しになっています。この差が植物分類の重要な指標となっています。
使い方・例文
アサガオやエンドウの花を分解すると、雌しべの根元に緑色の膨らみとして子房が確認でき、受粉後にその部分が膨らんで果実になる過程を観察できます。
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