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太陽電池パドルとは?

たいようでんちぱどる

太陽電池パドルとは、宇宙空間で太陽光を電気エネルギーに変換するために人工衛星や宇宙ステーションに取り付けられた板状の発電装置です。

太陽電池パドル(ソーラーパドル太陽電池翼ともいう)は、多数の太陽電池セルを平面状に並べた翼形の構造体で、宇宙機の電力供給するための主要な発電装置です。宇宙では大気による減衰がなく太陽放射エネルギーが大きいため、太陽電池が宇宙機の電力源として広く採用されています。

太陽電池セルはシリコン系や三五族化合物半導体(ヒ化ガリウム系など)が宇宙用に使われており、地上用より高い変換効率と放射線耐性が求められます。パドルはロケット打ち上げ時には折り畳まれており、軌道投入後に展開します。常に太陽の方向を向けるため、多くの衛星ではパドルを回転させる太陽追尾機構(サンセンサー+ドライブモーター)が備わっています。

主な特徴と設計上の考慮事項は以下のとおりです。

  • 展開面積と出力:必要な電力量に応じてパドルの枚数・面積が決まる。国際宇宙ステーション(ISS)は大型パドル8基で最大約240kWを発生
  • 軌道影響:地球低軌道では地球の影に入ると発電できず、バッテリーに切り替わる
  • 劣化:宇宙線・紫外線・熱サイクルにより経年で発電効率が低下する
  • 収納と展開:打ち上げ時の振動荷重や体積制約からコンパクトな折り畳み構造が必要

「はやぶさ」「だいち」など日本の人工衛星でも太陽電池パドルは中核的な電力システムとして機能しており、宇宙探査を支える重要な技術です。

使い方・例文

国際宇宙ステーションの写真で翼のように広がる大きな板状の構造物が「太陽電池パドル」であり、宇宙飛行士の生命維持装置や実験装置への電力をまかなっています。

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