太郎冠者とは?
たろうかじゃ
太郎冠者とは、狂言に登場する典型的な召使いの役柄で、主人に仕えながらもお調子者でユーモラスな言動を見せるキャラクターです。
太郎冠者(たろうかじゃ)は、日本の伝統芸能・狂言に登場する代表的な役柄のひとつです。「冠者(かじゃ)」とは元服した若い男性を指す古語で、「太郎冠者」は主人に仕える筆頭の男召使いを意味します。
太郎冠者は狂言の多くの演目に登場し、物語を動かす中心人物となることが多いです。その性格は次のように描かれます。
狂言では、主人と太郎冠者の掛け合いが笑いの核になることが多く、「附子(ぶす)」や「棒縛(ぼうしばり)」など太郎冠者が主役の演目は現在も頻繁に上演されます。太郎冠者が次郎冠者という脇役と組み合わさって登場する演目も多くあります。
太郎冠者は庶民的で人間味あふれるキャラクターとして、室町時代から現代に至るまで変わらぬ親しみやすさを持っています。狂言における「失敗しながらも愛される存在」のイメージは、日本の笑いの原点ともいえる普遍性を持っています。
使い方・例文
狂言「棒縛」では、主人に腕を棒で縛られながらも酒を飲もうとする太郎冠者の必死な姿が笑いを生み出します。
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