棒縛とは?
ぼうしばり
棒縛(ぼうしばり)とは、狂言の演目のひとつで、両腕を棒に縛られた使用人たちが知恵をしぼって酒を飲もうとする喜劇的な作品です。
棒縛(ぼうしばり)は、日本の伝統芸能である狂言(和泉流・大蔵流)の代表的な演目のひとつです。主人が留守中に使用人が酒を盗み飲むのを防ぐため、二人の使用人の腕を棒や縄で縛りつけて外出しますが、縛られたままでも酒を飲もうと奮闘する使用人たちの姿を描いたユーモラスな作品です。
- 主人・太郎冠者・次郎冠者の三人が登場する
- 主人は太郎冠者の両腕を棒に縛り、次郎冠者の両腕を後ろ手に縛って外出する
- 二人は協力しながら酒倉に入り、互いの体を使って酒を飲もうとする
- 帰宅した主人に見つかり、騒ぎになって幕となる
棒縛は滑稽な身体表現(縛られた状態での動作)が見どころであり、狂言独特の「笑い」の本質をよく表した演目として親しまれています。セリフのやり取りと身体動作の組み合わせが見事で、初めて狂言を観る人にも分かりやすいため、入門演目としても紹介されることが多いです。
語源的には、棒で縛る行為そのものが演目名になっており、類似する「縛り物」の系統の演目のひとつとして位置づけられます。
使い方・例文
国語の教科書や学校の狂言鑑賞会でも取り上げられることが多く、「棒縛」は子どもから大人まで楽しめる狂言入門の定番演目として知られています。舞台を観る際は、縛られたままどうやって酒を飲むかに注目すると、演者の工夫と笑いのツボがよく分かります。
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