天然保湿因子とは?
てんねんほしついんし
天然保湿因子とは、皮膚の角質層に存在してうるおいを保つ水溶性の成分群(NMF)のことで、アミノ酸や乳酸などから構成されます。
天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)とは、皮膚の最外層である角質層に含まれる水溶性の保湿成分の総称です。角質細胞の内部に存在し、外部の水分を引き寄せ・保持することで肌のうるおいとやわらかさを維持する役割を担います。
NMFを構成する主な成分は以下のとおりです。
- アミノ酸類(全体の約40%):フィラグリンというタンパク質が分解されて生成
- ピロリドンカルボン酸(PCA)(約12%):高い吸湿性をもつ成分
- 乳酸・乳酸塩(約12%):肌のpH調整にも関与
- 尿素・ミネラル・糖などその他成分
NMFは加齢・紫外線・乾燥・洗いすぎなどによって減少します。NMFが不足すると角質層の水分保持機能が低下し、肌荒れ・乾燥・かゆみ・アトピー性皮膚炎の悪化などを引き起こしやすくなります。
スキンケア製品では、NMFの主成分であるアミノ酸、ヒアルロン酸(間接的に保湿を補う)、尿素などを配合することでNMFの働きを補助するアプローチが広く採用されています。洗顔後の保湿ケアでNMFを守ることが、健康な肌を保つための基本とされています。
使い方・例文
洗顔後に肌がつっぱると感じるのは、洗浄によって天然保湿因子が一時的に流れ落ちた状態であるため、化粧水などで速やかに補湿することが大切です。
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