外来河川とは?
がいらいかせん
外来河川とは、雨が少ない乾燥地域を流れているにもかかわらず、水源が別の湿潤地域にある川のことです。
外来河川(がいらいかせん)とは、流域の大部分が乾燥・半乾燥地帯であるにもかかわらず、源流を遠く離れた降水量の豊富な山岳地帯や湿潤地帯に持つ河川を指します。流れている地域では降水による水の補給がほとんどなく、上流からもたらされる水のみによって維持される点が最大の特徴です。
通常の河川は流域全体から雨水を集めながら下流へと向かうため、流れ続けることができます。しかし外来河川は、乾燥した中流・下流域では蒸発や砂への浸透によって水が失われるにもかかわらず、上流の豊富な水量で流量を補い、最終的に海や湖、内陸盆地へ達します。
代表的な外来河川としては次のものが挙げられます。
- ナイル川:エチオピア高原やアフリカ中央部を源流とし、サハラ砂漠を縦断してエジプトへ至る
- ニジェール川:ギニア高地を源流とし、サヘル地帯を流れる
- インダス川:ヒマラヤ山脈を源流とし、パキスタンの乾燥地帯を流れてアラビア海へ注ぐ
- コロラド川:ロッキー山脈を源流とし、アメリカ南西部の砂漠地帯を流れる
外来河川は、その流域の乾燥地帯における農業・都市・文明を支える水源として歴史的に重要な役割を果たしてきました。古代エジプト文明がナイル川の恵みのもとで発展したことは、その典型例といえます。近年は上流での取水増加やダム建設によって下流への水量が減少し、生態系や農業への影響が問題となっています。
使い方・例文
エジプトのナイル川は外来河川の典型例で、年間降水量がほぼゼロのカイロ周辺でも、はるか南のエチオピア高原に降った雨が届くおかげで川が絶えず流れ、農業が営まれています。
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