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夏草とは?

なつくさ

夏草とは、夏に茂る草の総称で、俳句では夏の季語として用いられ、生命力の旺盛さや栄枯盛衰を象徴する言葉として親しまれています。

夏草(なつくさ)は、夏の時期に勢いよく茂る草の総称であり、日本語・日本文化において重層的な意味を持つ言葉です。植物学的な用語というよりも、主に文学・詩歌の表現として広く用いられます。

俳句の世界では「夏草」は夏の季語として定着しており、緑が濃く生命力にあふれた光景を詠む際に使われます。なかでも松尾芭蕉の句「夏草や兵どもが夢の跡」は最もよく知られた用例のひとつで、かつて激戦地だった場所に今は草が茂るだけという、栄枯盛衰・無常の情趣が凝縮されています。

夏草として代表的な植物には次のようなものがあります。

  • ヨモギ:土手や空き地に群生し、夏に急速に成長する
  • チガヤ・ススキ:草原・河原を覆う多年草
  • カヤ(萱):屋根材にも使われた草の総称
  • スベリヒユ・ハコベ:農地や庭に繁茂する雑草

現代では「夏草を刈る」「夏草が生い茂る」など、管理されていない空き地・農地・廃墟のイメージと結びついて使われることも多く、時間の経過や人の不在を暗示する表現としても機能しています。生命力と同時に、人の営みの儚さを映す言葉として文学・詩・歌詞などに多用されます。

使い方・例文

「夏草が生い茂る廃屋」「夏草に埋もれた墓石」のように、時間の経過や寂寥感を描写する文学・映像表現の場面でよく登場します。

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