国連食糧農業機関とは?
こくれんしょくりょうのうぎょうきかん
国連食糧農業機関とは、世界の食料安全保障と農業・漁業・林業の持続的発展を目指す国連の専門機関です。
国連食糧農業機関(FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations)は、1945年に設立された国連システムの専門機関で、本部をイタリアのローマに置きます。世界の食料安全保障の達成と農業・漁業・林業の持続可能な発展を主たる使命としており、「人々が健全で活発な生活を送るために十分な量・質の食料を安定的に得られる世界」の実現を目指しています。
FAOの主な機能と活動は以下の通りです。
- 食料・農業に関する統計データの収集・分析・公表(FAO統計データベースFAOSTATなど)
- 農業技術支援や農村開発プロジェクトを通じた途上国支援
- 食料安全基準(コーデックス委員会)の策定への貢献
- 病害虫や家畜疾病(鳥インフルエンザなど)への国際的な対応調整
- 持続可能な漁業・森林管理に関する国際的な枠組みの推進
FAOは世界食糧計画(WFP)や国際農業開発基金(IFAD)とともにローマに本部を構え、食料問題に取り組む「ローマ三機関」の一つとして知られています。毎年10月16日は「世界食料デー」として定められており、これはFAOの設立記念日に由来します。
現在、世界では数億人が飢餓状態にあり、一方で食品ロスや肥満も深刻な問題となっています。FAOはこうした複雑な食料課題に対して科学的知見と国際協力をもって取り組む中心的な国際機関です。
使い方・例文
「FAO(国連食糧農業機関)の報告によると、世界の食料廃棄量は年間約13億トンにのぼるとされている」のように、食料安全保障や農業政策の文脈で引用されます。
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