噴気孔とは?
ふんきこう
噴気孔とは、火山地帯において地下から高温の火山ガスや水蒸気が噴き出す孔(あな)または裂け目のことです。
噴気孔(ふんきこう、Fumarole)は、火山地帯の地表に存在する小さな孔や割れ目で、マグマや地熱によって加熱された気体が地下から噴出する場所です。「フマロール」とも呼ばれます。噴火口のような大規模な開口部ではなく、比較的小さな孔が点在していることが特徴です。
噴気孔から放出される気体は主に水蒸気ですが、二酸化硫黄・硫化水素・二酸化炭素・塩化水素などの火山ガスも含まれています。温度は数十度から数百度以上まで幅広く、高温のものは「高温噴気孔」として区別されることがあります。噴気孔の周囲には、気体中の硫黄分が析出して黄色い硫黄結晶が堆積していることが多く、これが温泉地特有の黄色い岩肌を形成します。
噴気孔は以下のような場所に多く見られます。
- 活火山の山腹や山頂カルデラ周辺
- 地熱地帯(アイスランド・ニュージーランド・日本の温泉地など)
- 噴火後の溶岩流跡
火山観測の観点からは、噴気孔から放出されるガスの組成・温度・量の変化が噴火活動の前兆を示すことがあり、火山監視の重要な指標となっています。観光地として整備されている地域では、噴気孔の周囲への立入が制限されていることが多く、有毒ガスや急激な温度変化による事故に注意が必要です。
使い方・例文
火山性地熱地帯を訪れると、地面の小さな孔から白い水蒸気が勢いよく吹き出している光景を見ることができ、これが噴気孔です。
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