古典ナワトル語とは?
こてんなわとるご
古典ナワトル語とは、アステカ帝国で使われた言語で、現在もメキシコ先住民の間でその後継言語が話されています。
古典ナワトル語(Classical Nahuatl)は、14〜16世紀にメソアメリカで栄えたアステカ(メシカ)帝国の主要言語です。ユト・アステカ語族に属し、当時の中央メキシコ高原で広く使われた共通語でした。
スペインによる征服(1521年)以降、カトリック修道士たちが布教のためにナワトル語の文法書や辞書を作成しました。なかでもフランシスコ会士ベルナルディーノ・デ・サアグン(Bernardino de Sahagún)の「フィレンツェ絵文書(一般史)」は最も詳細な記録の一つで、古典ナワトル語の一次資料として現在も研究に使われています。
文法の主な特徴は以下のとおりです。
- 膠着語であり、接頭辞・接尾辞を積み重ねて複雑な意味を一語で表す
- 語順はSOV型が基本だが比較的自由
- 名詞・動詞の所有・人称は接頭辞で表示
- 絵文字(絵文書)と組み合わせて文書が作られた
チョコレート(chocolatl)、トマト(tomatl)、アボカド(ahuacatl)などの語はナワトル語由来でスペイン語・英語・日本語にも借用されています。現代でも100万人以上がナワトル語の諸変種を話しており、ナワトル語はメキシコで最も話者数の多い先住民語です。
使い方・例文
「チョコレートはナワトル語の『chocolatl(カカオの飲み物)』に由来する」という形で語源解説に登場します。
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