古今亭志ん生とは?
ここんていしんしょう
古今亭志ん生とは、昭和を代表する落語家で、独特の間と破天荒な芸風で「天才」と称され、東京落語の黄金時代を築いた名人です。
古今亭志ん生(ここんていしんしょう)は、落語家の名跡であり、なかでも五代目古今亭志ん生(1890〜1973年)が「昭和の落語界最大の天才」として広く知られています。本名は美濃部孝蔵。
五代目志ん生は若い頃から極貧と放浪を繰り返し、生活の苦労が芸の深みになったといわれます。太平洋戦争末期には慰問で訪れた満州に取り残されるという波乱万丈の経歴を持ちます。戦後にラジオや舞台で本格的に名声を得て、独自の「間(ま)」と崩したような語り口が爆発的な人気を誇りました。
志ん生の芸風の特徴は次のようなものです。
- 計算されたような「ため」と「脱力感」のある語り口
- 噺の中で登場人物が生き生きと動き出すような人物描写
- 「火焔太鼓」「黄金餅」「芝浜」などを十八番とし、庶民の哀愁とおかしみを描いた
- 型にはまらない自由奔放さが却って聴衆を魅了した
息子の古今亭志ん朝も名人と称される落語家となり、親子で昭和落語の頂点に立ちました。志ん生の録音・映像は今も広く親しまれており、落語を志す人々の目標であり続けています。
使い方・例文
「古今亭志ん生の『火焔太鼓』は、CDや動画配信でも楽しめる昭和落語の名演として落語ファンの間で必聴とされています」というように、落語の語り手や演目を紹介する文脈で使われます。
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