美濃とは?
みの
美濃とは、現在の岐阜県南部に相当する旧令制国で、古来より交通の要衝として栄え、戦国時代には織田信長が天下統一の足がかりとした地として知られます。
美濃は、律令制度のもとで設けられた旧令制国のひとつで、現在の岐阜県南部に相当します。東山道(のちの中山道)が通り、京都と東国を結ぶ交通の要衝として古来より重視されてきました。
戦国時代には斎藤道三が一代で美濃を掌握し、「蝮(まむし)の道三」として知られる梟雄として歴史に名を刻みました。その後、道三の娘婿であった織田信長が美濃を攻略し(1567年)、稲葉山城を岐阜城と改名。「天下布武」を掲げ、ここを拠点に天下統一を目指したことから、美濃は日本史のターニングポイントの舞台として重要な位置を占めます。
文化・産業面では以下のものが有名です。
- 美濃和紙:千年以上の歴史を持つ手漉き和紙で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています
- 美濃焼:日本最大の陶磁器産地であり、土岐・多治見・瑞浪などを中心に多彩な陶器が生産されます
- 郡上おどり:郡上八幡で毎夏行われる盆踊りで、国の重要無形民俗文化財です
長良川など豊かな水系にも恵まれ、鵜飼漁業や清流文化が地域の個性を形成しています。
使い方・例文
陶芸の文脈では「美濃焼は日本の食器生産量の約半数を占める」と語られます。また歴史の話題では「信長は美濃を制してから天下統一に向けて本格的に動き出した」のように使われます。
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