去来抄とは?
きょらいしょう
去来抄とは、松尾芭蕉の高弟・向井去来が師の俳論や言葉を書き留めた江戸時代の俳諧論書です。
去来抄(きょらいしょう)は、松尾芭蕉の門人の一人である向井去来(むかい きょらい、1651〜1704)が著した俳諧の理論書です。芭蕉の没後に執筆・整理され、元禄期の俳諧観や創作論を後世に伝える重要な文献として高く評価されています。
本書は主に四つの部から構成されています。
内容の中心は、芭蕉が弟子の句に対して語った批評の言葉や、去来自身が師から直接学んだことの記録です。「不易流行」(本質は変わらないが表現は時代とともに変化すべき)に代表される芭蕉の俳諧思想を理解するうえで、去来抄は『三冊子』(服部土芳著)とならぶ重要な史料です。
江戸後期以降、蕉門俳諧の研究が盛んになるにつれて広く読まれるようになり、現代の国語・古典の研究でも頻繁に引用されます。高校の古典授業でも取り上げられることがある作品です。
使い方・例文
芭蕉が弟子の句を添削した際の具体的なやりとりが去来抄に記されており、俳句の本質を理解するための教材として古典の授業や研究で参照されます。
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