十字軍とは?
じゅうじぐん
十字軍とは、中世ヨーロッパのキリスト教勢力が聖地エルサレムの奪還を目的として行った一連の軍事遠征のことで、11世紀末から13世紀にかけて繰り返し行われました。
十字軍(じゅうじぐん)とは、中世ヨーロッパのキリスト教世界がイスラム勢力の支配下に置かれた聖地エルサレムを奪還するために行った一連の軍事遠征です。1096年に始まった第1回十字軍を皮切りに、13世紀末にかけて複数回にわたって行われました。
十字軍が組織された背景には以下の要因があります。
- 11世紀にセルジューク朝(イスラム勢力)がエルサレムを占領し、キリスト教徒の巡礼が困難になったこと
- ローマ教皇ウルバヌス2世がクレルモン公会議(1095年)で聖地奪還を呼びかけたこと
- 騎士や貴族が宗教的使命感・名誉・土地獲得などを動機として参加したこと
第1回十字軍(1096〜1099年)はエルサレムを一時的に奪還し、エルサレム王国を樹立しました。しかしその後もイスラム勢力との攻防が続き、最終的に1291年のアッコン陥落をもって十字軍国家は滅亡しました。
十字軍は宗教的・軍事的な事業にとどまらず、東西貿易の促進・イスラム文化(医学・数学・哲学)のヨーロッパへの伝達・貨幣経済の発展などに大きな影響を与えました。一方で現地住民への迫害や略奪という負の側面も持ち、現代においても歴史的評価は多角的に論じられています。
使い方・例文
「十字軍はキリスト教とイスラム教の対立を象徴する出来事として世界史の授業で取り上げられ、現代の宗教間対話の文脈でも頻繁に言及されます」のように使われます。
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