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十二指腸乳頭とは?

じゅうにしちょうにゅうとう

十二指腸乳頭とは、胆管と膵管が十二指腸へ開口する突起状の部位で、消化液の分泌を調節する重要な構造です。

十二指腸乳頭(じゅうにしちょうにゅうとう)とは、十二指腸の内壁に存在する小さな突起状の開口部で、胆のうからの胆管(総胆管)と膵臓からの膵管が合流して腸管内へ開口する部位です。発見者の名前をとって「ファーター乳頭(Papilla of Vater)」とも呼ばれます。

十二指腸乳頭は大乳頭と小乳頭の2種類があります:

  • 大乳頭(ファーター乳頭):総胆管と主膵管(ウィルスング管)が合流して開口する主要な乳頭
  • 小乳頭:副膵管(サントリーニ管)が開口する小さな突起で、大乳頭の口側(上流側)に位置します

大乳頭の開口部にはオッジ括約筋(Sphincter of Oddi)と呼ばれる括約筋が存在し、食事の刺激に応じて胆汁と膵液の腸管への流入を調節しています。食事をとると十二指腸がコレシストキニンなどのホルモンを分泌してオッジ括約筋を弛緩させ、消化液が腸内へ流れ込みます。

十二指腸乳頭は消化器系の重要な部位であり、ここに生じる腫瘍(乳頭部がん)や結石の嵌頓(かんとん)は閉塞性黄疸や急性膵炎を引き起こすことがあります。内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)では、この乳頭部から内視鏡器具を挿入して診断・治療が行われます。

使い方・例文

消化器内科や外科の文脈で「総胆管結石が十二指腸乳頭に嵌頓して閉塞性黄疸を起こした」のように使われます。

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