本文へスキップ

コレシストキニンとは?

これしすときにん

コレシストキニンとは、十二指腸から分泌される消化ホルモンで、胆嚢収縮と膵臓からの消化酵素放出を促して脂質・タンパク質の消化を助けます。

コレシストキニン(Cholecystokinin、略称:CCK)は、小腸上部(十二指腸・空腸)のI細胞から産生・分泌されるペプチドホルモンです。名称はギリシャ語で「胆嚢を動かすもの」を意味し、その主要な作用をよく表しています。

分泌の刺激と主な作用:食物中の脂質アミノ酸が十二指腸粘膜に接触するとCCKの放出が促されます。CCKは血流を介して複数の臓器に作用します。

  • 胆嚢:収縮させて胆汁を十二指腸に放出させ、脂肪の乳化を促進
  • 膵臓:膵臓腺房細胞を刺激してリパーゼ・プロテアーゼ・アミラーゼなどの消化酵素を分泌させる
  • オッディ括約筋:弛緩させて胆汁・膵液の流出を助ける
  • 胃:胃排出を遅延させ、消化時間を確保

セクレチンとの協調:セクレチンが膵臓から重炭酸イオン富む液を出して酸を中和する役割を担うのに対し、CCKは「消化酵素そのもの」の放出を担います。両者が協調することで十二指腸での消化が効率よく進みます。

満腹感への関与:CCKは脳の迷走神経を介して満腹シグナルとしても機能し、食欲抑制に関与します。肥満・摂食障害の研究でも注目されている物質です。

使い方・例文

脂肪分の多い食事を摂ったとき、コレシストキニンが分泌されて胆嚢が収縮し、胆汁が分泌されます。消化生理学や胆嚢疾患の説明文の中で必ずといってよいほど登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語