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勘合貿易とは?

かんごうぼうえき

勘合貿易とは、室町時代日本と明国が勘合符と呼ばれる割り符を用いて行った公式の朝貢貿易で、正規の国家間交易を確立しました。

勘合貿易(かんごうぼうえき)は、室町幕府中国の明王朝の間で行われた公式の朝貢貿易です。15世紀初頭に始まり、日本からは主に銅・硫黄・刀剣などを輸出し、明からは銅銭・生糸・絹織物・陶磁器などを輸入しました。

「勘合」とは、正規の貿易船であることを証明するために使った割り符(合い札)のことです。明から交付された勘合符を持参した船だけが正式な貿易船として認められ、私貿易船や倭寇との区別が図られました。貿易の主な流れは次の通りです。

  • 日本側(室町幕府・後に大内氏・細川氏)が明に朝貢使節を派遣
  • 明皇帝への朝貢の返礼として「回賜」の形で品物を受け取る
  • 往復の差益が大きく、日本側にとって経済的に有益
  • 16世紀には大内氏と細川氏が貿易の主導権をめぐり争った(寧波の乱)

勘合貿易は1404年(応永11年)に足利義満が明との間で始め、断続的に続けられましたが、1551年に大内氏が滅亡したことで事実上終了しました。この貿易によって日本には大量の銅銭が流入し、室町時代の経済発展に大きく寄与しました。また、唐物(からもの)文化の普及を通じて日本の文化・芸術にも影響を与えました。

使い方・例文

日本史の授業や歴史検定で「室町時代の対明貿易」を問う問題において、勘合貿易とその仕組みが頻出テーマとして登場します。

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