副鼻腔内視鏡手術とは?
ふくびくうないしきょうしゅじゅつ
副鼻腔内視鏡手術とは、鼻の穴から細い内視鏡を挿入して副鼻腔の病変を除去し、慢性副鼻腔炎や鼻茸などを治療する低侵襲な手術です。
副鼻腔内視鏡手術(FESS:Functional Endoscopic Sinus Surgery)とは、鼻腔に細い内視鏡(内径数mmのカメラ)を挿入し、モニターで内部を観察しながら副鼻腔の炎症組織・鼻茸(ポリープ)・膿を除去したり、閉塞した副鼻腔の開口部を広げたりする手術です。外から見える切開は行わず、鼻の穴だけからアプローチするため低侵襲です。
副鼻腔は前頭洞・篩骨洞・蝶形骨洞・上顎洞という複数の空洞から構成されており、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)ではこれらの洞が炎症を起こして排膿の通路が塞がれます。薬物療法で改善しない慢性副鼻腔炎・鼻茸・副鼻腔嚢胞・真菌性副鼻腔炎などが主な適応です。
手術の主な目的と効果は次のとおりです。
- 閉塞した副鼻腔開口部を広げて換気・排膿を改善する
- 病的な粘膜や鼻茸を取り除く
- 術後の点鼻薬や洗浄の効果を高める環境を整える
- 嗅覚障害・頭痛・鼻づまりなどの症状を改善する
全身麻酔または局所麻酔で行われ、入院は1〜数日が一般的です。CT画像で副鼻腔の構造を事前に確認し、ナビゲーションシステムを併用することで安全性が高まっています。手術は根治を目指すものですが、アレルギー体質の強い患者では術後も定期的な管理が必要です。
使い方・例文
薬を長期間使っても鼻づまりと黄色い鼻水が改善しない慢性副鼻腔炎の患者が、鼻の穴から内視鏡を入れて病変を除去する手術を受ける場面が代表的です。
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