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副王とは?

ふくおう

君主に代わって植民地や属領を統治する最高権力者のことで、王権を代行する役職です。

副王(ふくおう)とは、国王皇帝などの君主に代わり、その権限を委任されて植民地や属領、遠隔地の行政・軍事を統括する最高位の官職・称号です。英語では「Viceroy(バイスロイ)」、スペイン語では「Virrey(ビレイ)」と呼ばれます。

副王制度が広く普及したのは、大航海時代以降のスペイン帝国やポルトガル帝国においてです。スペインはアメリカ大陸に複数の副王領を設置し、ヌエバ・エスパーニャ副王領(現在のメキシコ周辺)やペルー副王領などが代表的な例として知られています。これらの副王は本国の君主に代わり、現地での徴税・司法・軍事を指揮する絶大な権力を持ちました。

イギリス帝国においては、インド副王が最もよく知られており、1858年から1947年のインド独立まで、イギリス国王の名代としてインド全域を統治しました。副王の権限は本国からの訓令に基づくものの、現地では事実上の最高権力者として機能しました。

副王制度は植民地支配の象徴として現在では廃絶されていますが、近代国家形成や植民地史を理解するうえで重要な概念です。現代でも一部の君主制国家では総督などがその機能を引き継いでいます。

使い方・例文

歴史の授業や書籍で「スペイン副王領の統治機構」「インド副王ルイス・マウントバッテン」などのように登場し、植民地時代の権力構造を説明する際に使われます。

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