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総督とは?

そうとく

総督とは、国家や君主から委任を受けて広大な領土植民地を統治する最高権力者に与えられた官職・称号です。

総督(そうとく)とは、君主や中央政府の代理として特定の地域・属州・植民地を統治する最高行政官の官職または称号です。本国から離れた広大な領域を実効支配するために設けられた制度であり、古代から近現代まで世界各地で見られます。

古代ローマでは、元老院が管轄する属州の行政長官を「プロコンスル」「プロプラエトル」と呼び、皇帝直轄領には「レガトゥス・アウグスティ」が置かれました。これらが総督制度の原型のひとつとされています。

近代においては、大航海時代以降に欧州列強が形成した植民地支配において総督制度が広く用いられました。

  • イギリス領インド総督:英領インド帝国を統治した最高責任者
  • スペイン領アメリカの副王(ビレイ):新大陸植民地の統治者
  • オランダ領東インド総督:現在のインドネシア地域を支配
日本でも、朝鮮総督府の総督(朝鮮総督)や台湾総督が植民地統治の最高責任者として置かれました。

総督は一般に軍事・行政・司法にまたがる広範な権限を持ち、本国との距離ゆえに裁量の余地が大きかった反面、汚職や圧政の温床になりやすいという問題もありました。植民地独立運動が高まる20世紀を経て、現在では大英帝国の名残として英連邦王国に「総督(Governor-General)」の職が残るほか、カナダ・オーストラリアなどで国王の代理として儀礼的役割を担っています。

使い方・例文

「イギリス領インド総督のカーゾン卿は、インド分割政策を推進したことで民族運動の激化を招いた」のように、歴史的な植民地統治の文脈でよく登場する官職名です。

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