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前頭前皮質とは?

ぜんとうぜんひしつ

前頭前皮質とは、大脳前頭葉の最前部に位置する脳領域で、思考・計画・感情制御・意思決定など、人間の高次認知機能を担う中枢です。

前頭前皮質(ぜんとうぜんひしつ、英語: prefrontal cortex、略称: PFC)は、前頭葉の前端部を占める大脳皮質の領域で、ヒトで特に大きく発達しています。「人間らしさ」を司る領域とも呼ばれ、論理的思考計画立案・感情制御・社会的判断作業記憶など、多様な高次機能を担います。

主な機能には以下が挙げられます。

  • ワーキングメモリ(作業記憶):情報を一時的に保持しながら処理する
  • 実行機能:目標設定・計画・行動の柔軟な切り替えを行う
  • 衝動制御:扁桃体からの感情的衝動を抑制・調整する
  • 社会的認知:他者の意図や感情を読み取る(心の理論)
  • 意思決定:リスクと報酬を評価して最適な選択をする

発達と成熟の面では、前頭前皮質は脳の中で最も遅く成熟する領域であり、完全に発達するのは20代前半とされています。このため青年期は感情的反応が行動をコントロールしやすく、衝動行動が起きやすいと説明されます。

精神医学的には、うつ病・統合失調症・ADHDなどの疾患で前頭前皮質の機能低下が報告されており、薬物療法や認知行動療法はこの領域の機能回復を目標の一つとしています。

使い方・例文

試験前日に「今夜は勉強しよう」と誘惑を断ち切って計画的に行動できるのは、前頭前皮質が働いている例です。怒りを感じても理性的に発言を抑える場面でも活躍しています。

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