削り馬とは?
けずりうま
削り馬とは、作業者が馬乗りになって木材を固定しながら手で削る作業に使う、伝統的な木工用作業台の一種です。
削り馬(けずりうま)は、英語では「shaving horse」または「shave horse」と呼ばれる、足踏みペダルと連動したクランプ機構を持つ木工用の作業台です。使用者は台の上に馬乗り(跨った状態)で座り、足でペダルを踏むことで木材を固定し、両手でドローナイフ(引き小刀)やスポークシェーブなどの刃物を使って材料を削る仕組みです。
構造と操作の仕組みとして、台の前方にピボット(支点)を中心に動くクランプアームがあり、足でペダルを踏み込むとてこの原理で材料をしっかり固定します。足を離せば瞬時にクランプが解放されるため、材料の向きを変えながら効率よく作業できます。電力や複雑な治具を必要としないシンプルな構造が特徴です。
主な用途は次のとおりです。
- チェアレッグ(椅子の脚)などの丸棒・テーパー材の削り出し
- 箸や木匙(きさじ)など小物の荒削り
- 屋根板(シングル)の薄削り
現代における位置づけとして、削り馬は電動工具が普及した現在でも、グリーンウッドワーキング(生木を使った木工)や伝統的手工具木工の愛好家の間で使われています。自作も比較的容易で、作業場を選ばずに使えることから木工ワークショップなどでも活用されています。
使い方・例文
グリーンウッドワーキングの講座では、削り馬に乗ってドローナイフで生木の枝を削り、椅子の脚やスプーンの形を作り出す実習が行われます。
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