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初刷りとは?

しょずり

刷りとは、書籍や出版物が初めて印刷・製本されたロットのことで、初版第一刷とも呼ばれます。

刷り(はつずり)とは、ある書籍・雑誌・漫画などが出版された際に、最初に刷られたロット(印刷単位)を指す言葉です。奥付には「第一刷」や「初刷」と明記されることが多く、同じ版(内容)であっても刷数が増えると「第二刷」「重版」と呼ばれて区別されます。

出版の世界では、初刷り後に誤植の修正や加筆が加わることがあるため、初刷りは本文の「オリジナル状態」を示す資料的価値を持つ場合があります。コレクターや研究者が初刷りを重視するのはこのためで、特に文学・漫画・絵本などの分野では入手困難になると希少価値が生まれます。

初刷りの部数(初版部数)は市場への供給量に直結し、売れ行き予測が難しい新人作家や話題性の低い作品では少部数にとどまることが多く、その分が後に稀覯本扱いになるケースもあります。一方、人気シリーズの続巻や話題作は初刷りから数万部規模になることもあります。

なお「初版」と「初刷り」は混同されがちですが、初版は「初めて刊行された版(内容)」、初刷りは「その初版の中の最初の印刷回」を意味します。増刷・重版が繰り返されても内容が同じであれば初版であり続けますが、初刷りは一度だけ存在します。

使い方・例文

人気漫画の最終巻が発売直後に完売した場合、手元に残った本が初刷りとして後に高値で取引されることがあります。また、文豪の初版本の初刷りは図書館や研究機関が保存・展示する対象にもなります。

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