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切離低気圧とは?

きりはなれていきあつ

切離低気圧とは、上空の偏西風から切り離されて独立して停滞・移動する低気圧のことで、長期間同じ地域に影響を与えることがあります。

切離低気圧きりなしていきあつ)は、上空の偏西風ジェット気流)の蛇行によって形成され、偏西風の主流から切り離されて独立した閉じた循環となった低気圧です。英語では「cut-off low」と呼ばれます。

形成メカニズム

通常、上空の低気圧は偏西風に乗って西から東へ移動しますが、偏西風が大きく蛇行して南方に張り出したトラフ(気圧の谷)が、主流の流れから切り取られると切離低気圧が形成されます。この過程で低気圧は孤立し、偏西風の誘導を受けなくなります。

気象への影響

  • 移動が遅く停滞しやすいため、特定地域に長期間雨や曇天をもたらす
  • 上空に冷たい空気を持つため大気が不安定になり、強い雷雨や局地的豪雨を引き起こすことがある
  • 春から初夏にかけて日本の西方海上に現れることが多い
  • 低気圧自体が地上の天気に直接影響するため、予報が難しい天気パターンの一つ

偏西風との関係と予報の難しさ

通常の温帯低気圧と異なり、切離低気圧は動きが不規則で予測が難しいとされます。また、地上の天気図には明確に現れない場合があり、高層天気図での解析が重要です。

使い方・例文

「梅雨入り前なのに週間ずっと雨続き」という状況の一因として、気象情報で「上空に切離低気圧が停滞しているため」という解説が使われることがあります。

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