本文へスキップ

ジェット気流とは?

じぇっときりゅう

ジェット気流とは、対流圏上部から成層圏下部を流れる強い帯状の偏西風で、航空機の飛行時間にも影響します。

ジェット気流(jet stream)とは、対流圏上部から成層圏下部(高度約9〜15km)を、時速100〜400kmにも達する速さで流れる強風の帯のことです。幅は数百km程度、厚さは数kmほどの比較的薄い層状の気流で、地球を帯状に取り巻くように流れています。

ジェット気流が生まれる主な原因は、赤道付近と極付近の気温差です。暖かい空気と冷たい空気の境界(前線帯)付近では気圧差が大きくなり、強い風が発生します。北半球では主に中緯度(日本付近)を流れる「亜熱帯ジェット気流」と、より高緯度を流れる「寒帯前線ジェット気流」の2種類が知られています。

ジェット気流は天気予報や気象変動において非常に重要な役割を果たしています。

  • 日本の天気:偏西風の蛇行に伴いジェット気流が南北に揺れることで、寒波や熱波、梅雨の時期などに影響を与えます
  • 台風の進路:台風は上空のジェット気流に引き込まれると速度を増して北東方向へ転向します
  • 航空機の飛行:東向きに飛ぶ便はジェット気流に乗って所要時間が短縮され、西向きは向かい風となり飛行時間が延びます
  • 気候変動との関係:近年の研究では地球温暖化によりジェット気流の蛇行が大きくなる傾向が指摘されています

ジェット気流は空の「高速道路」とも呼ばれ、航空業界ではこれを活用した燃料効率の向上が長年取り組まれています。

使い方・例文

東京からニューヨークへ向かう航空便と、ニューヨークから東京へ戻る便では、ジェット気流の影響で飛行時間が数時間異なることがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語