分光測色計とは?
ぶんこうそくしょくけい
分光測色計とは、光をスペクトルに分解して物体の色を数値で精密に測定する計測機器です。
分光測色計(ぶんこうそくしょくけい)は、光をその波長ごとに分解し、物体が反射または透過する光のスペクトル分布を計測することで、色を客観的な数値データとして取得する精密機器です。
人間の目は個人差や照明条件によって色の見え方が変わりますが、分光測色計はそうした主観を排除し、国際的な色規格(CIE XYZ、L*a*b*など)に基づいた再現性の高い測定を行います。内部に回折格子やプリズムを備えており、可視光域(およそ380〜780nm)の各波長における反射率・透過率を細かく計測します。
主な用途には以下があります。
- 印刷業界での色校正・インキの色管理
- 塗料・コーティングメーカーの調色・品質検査
- 繊維・染色業での色合わせ
- ディスプレイ・照明の色特性評価
類似機器に「色差計」や「濃度計」がありますが、分光測色計はフルスペクトルを計測するため精度が高く、異なる光源下での色の見え方の予測(メタメリズム評価)にも対応できます。精密な色品質管理が求められる現場で不可欠な存在です。
使い方・例文
印刷物の色が基準見本と合っているか確認する際、分光測色計で両者のL*a*b*値を測定し、色差(⊿E)が許容範囲内かどうかを判定します。
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