凝縮とは?
ぎょうしゅく
凝縮とは、気体が冷やされて液体に変化する相転移現象、または物事が小さくまとめられて密度が高まった状態を指す言葉です。
凝縮とは、主に科学の分野において、気体(蒸気)の温度が下がったり圧力が高まったりすることで液体へと状態変化する相転移の現象を指します。蒸発(液体が気体になる変化)の逆過程にあたり、凝結とも呼ばれます。
日常でよく見られる凝縮の例を挙げると以下の通りです。
- 冷えたコップや缶の外側に水滴がつく(空気中の水蒸気が冷表面で凝縮)
- 冬の朝に窓ガラスに結露が生じる
- 上空の水蒸気が冷やされて雲粒(微細な水滴)が形成される
- 浴室の鏡が湯気で曇る
物理・化学的には、気体分子が運動エネルギーを失って分子間引力に引き寄せられ、液体の構造をとるようになるのが凝縮のメカニズムです。凝縮が起こる温度を露点といい、気象学では雲の発生や降水のメカニズムに深く関わっています。
工業的には、冷凍サイクル・蒸留装置・発電所の冷却系など多くの場面で凝縮が利用されます。冷凍機では圧縮した冷媒ガスを放熱させて凝縮させることで冷却効果を生み出しています。
転じて日常語では「情報を凝縮する」「感情が凝縮された場面」のように、内容や要素を圧縮・集約するという意味でも広く使われます。
使い方・例文
「冷蔵庫から出した缶の表面に水滴がつくのは、空気中の水蒸気が缶の冷たい表面で凝縮したためだ」「この短編小説には著者の半生が凝縮されている」という形で使われます。
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