再糊とは?
さいのり
再糊とは、一度糊付けした布や紙などに再び糊を塗り直す加工処理のことで、繊維や染色・表具の分野で広く行われる技法です。
再糊(さいのり)とは、布地や和紙などに対して、一度施した糊を洗い落とした後、あるいは糊気が失われた後に、改めて糊を塗り直す作業・処理のことを指します。
染色や織物の加工において、糊は生地の張りや風合いを保つために欠かせない存在です。しかし洗濯や使用によって糊が落ちると、生地がへたったり風合いが変わったりします。そのような場合に再糊を行うことで、元の状態や望ましい質感を取り戻すことができます。
再糊が行われる主な場面は以下の通りです。
- 着物や浴衣の仕立て直し・洗い張り後の仕上げ
- 表具(掛け軸・屏風など)の補修作業
- 染色工程において型糊を再塗布する場合
- のれんや暖簾などの染物の補修
使用する糊の種類は用途によって異なり、小麦粉から作る「ふのり」や「うるち米」由来の糊、または現代では化学糊が使われることもあります。適切な糊の濃度と塗布方法が仕上がりの品質を大きく左右するため、熟練した職人の技術が求められます。
使い方・例文
洗い張りに出した着物を再び着られる状態にするため、仕立て前に再糊をかけてパリッとした風合いに仕上げる場面で使われる言葉です。
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