公序良俗とは?
こうじょりょうぞく
公序良俗とは、社会の秩序や一般的な道徳・倫理観のことで、これに反する法律行為は民法上無効とされる重要な概念です。
公序良俗(こうじょりょうぞく)とは、「公の秩序」と「善良の風俗」を合わせた言葉で、社会全体の秩序や一般的な道徳・倫理観を指します。日本の民法第90条は「公の秩序又は善良の風俗に反する法律行為は、無効とする」と規定しており、契約や取引においてこの概念は大きな意味を持ちます。
民法上の公序良俗違反となる行為の例としては次のものがあります。
- 犯罪の実行を内容とする契約(例:違法行為の報酬約束)
- 人身売買や売春を対象とした契約
- 著しく射幸性の高い行為や暴利行為
- 個人の自由を極端に拘束する契約
公序良俗は時代や社会の変化とともにその内容が変わる動的な概念です。かつては「良俗」として認められていた慣行が時代の変化で違法と判断されたり、逆にかつて違法とされた行為が社会的に許容されるようになるケースもあります。
また、公序良俗は民法だけでなく、広く法律全体にわたる基本原則として位置づけられています。契約自由の原則との緊張関係の中で、社会正義・人権・倫理を守るための重要な歯止めとして機能しています。
使い方・例文
弁護士や法律の解説書で、違法・無効な契約の説明をする際に「この合意は公序良俗に反するため無効です」という形で登場します。
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