本文へスキップ

偏角とは?

へんかく

偏角とは、真北(地理的な北)と磁北(磁針が指す北)のずれの角度、または数学・物理における複素数や方向の角度のことです。

偏角(へんかく)とは、複数の分野で用いられる専門用語です。最も一般的な用法は地磁気に関するものと数学複素数)に関するものです。

地磁気における偏角磁気偏角・磁偏角)とは、地図上の真北(地理的な北極方向)と、磁石の針が指す磁北(地磁気の北極方向)との間の角度のことです。地球の地理的な北極と磁気的な北極は一致しておらず、また磁気北極は時代とともにゆっくりと移動しています。そのため、地域や時期によって偏角の大きさと向きは異なります。日本付近では磁北は真北より西に数度ずれており、コンパスを使う際にはこの偏角を補正する必要があります。

数学における偏角は、複素数を極座標で表したときに、正の実軸との間でなす角度のことで、「引数(アーギュメント)」とも呼ばれます。複素数 z の偏角をθとすると、z = r(cosθ + i sinθ)と表されます。

その他にも光学(複屈折における偏光面の回転角)や天文学でも偏角という用語が使われることがあります。特に航法・測量・地図読図においては、磁気偏角の知識は実用上欠かせません。

使い方・例文

登山でコンパスと地形図を使う際、磁北と真北のずれである偏角を補正しないと目的地の方向を誤ることがあるため、現地の偏角値を事前に確認することが重要です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語