不況とは?
ふきょう
不況とは、景気が後退して経済活動全体が低迷し、企業の業績悪化や失業増加などが広がる状態のことです。
不況(ふきょう)とは、国全体の経済活動が縮小・停滞している状態を指し、景気循環における「後退局面」にあたります。一般的にGDP(国内総生産)が2四半期以上連続でマイナス成長した場合を「景気後退(リセッション)」と定義することが多く、より深刻・長期化したものは「恐慌」と呼ばれます。
不況が起きると、社会・経済のさまざまな場面に影響が出ます。
- 企業の売上・利益が減少し、設備投資や採用を抑制する
- 失業率が上昇し、家計の消費が落ち込む
- 株価・不動産価格が下落し、資産価値が目減りする
- 税収が減少し、政府の財政が悪化する
不況の原因はさまざまで、金融危機・需要の急減・輸出の落ち込み・供給ショック(原材料価格高騰など)が代表的です。歴史上の主な不況には、1930年代の世界大恐慌や2008年のリーマンショック後の世界的景気後退などがあります。
政府や中央銀行は財政政策(公共投資の拡大・減税)や金融政策(利下げ・量的緩和)を通じて不況からの脱出を図ります。景気の回復を「好況」、次の落ち込みを「後退」とサイクルが繰り返されるため、経済動向の把握は企業経営にとっても重要です。
使い方・例文
「リーマンショック後の不況で輸出が激減し、多くの自動車メーカーが減産・人員削減に追い込まれた」という事例が不況の影響をよく表しています。
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