大恐慌とは?
だいきょうこう
大恐慌とは、1929年のニューヨーク株式市場の大暴落を契機に世界中に波及した、20世紀最大規模の経済危機のことです。
大恐慌(だいきょうこう、Great Depression)は、1929年10月のニューヨーク株式市場の株価大暴落(「暗黒の木曜日」)をきっかけに始まり、1930年代にかけてアメリカをはじめ世界各国を席巻した深刻な経済不況です。経済史上最大の不況のひとつとして位置づけられています。
大恐慌の特徴として、以下の点が挙げられます。
- アメリカの失業率は最悪期に25%前後に達し、数千万人が職を失った
- 銀行の連鎖倒産により家庭の預金が消滅するケースが相次いだ
- 農産物・工業製品の価格が急落し、農家や企業経営が破綻した
- 国際貿易が激減し、保護主義的な関税政策(スムート・ホーリー法など)が各国に広まった
各国は異なる対応を取りました。アメリカではフランクリン・ルーズベルト大統領がニューディール政策を打ち出し、公共事業の拡大や金融規制の強化によって経済再生を図りました。一方、ドイツではヴァイマル共和国の経済混乱がナチ党台頭の遠因ともなりました。
大恐慌は単なる経済現象にとどまらず、各国の政治体制・社会保障制度・国際関係のあり方を大きく変えました。ケインズ経済学の台頭や、政府が積極的に経済に介入する「混合経済」の概念が世界的に定着するきっかけにもなりました。
使い方・例文
大恐慌の時期、アメリカでは食料を求める長い行列(スープキッチン)が各地に見られ、経済的な豊かさが一変して多くの人々が貧困に苦しんだ象徴的な光景として語り継がれています。
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