下風呂温泉とは?
しもふろおんせん
下風呂温泉とは、青森県下北半島の北端近くに位置する小さな漁師町の温泉地で、マグロ漁で知られる大間町の隣に湧く秘湯です。
下風呂温泉(しもふろおんせん)は、青森県下北郡風間浦村に所在する温泉地です。下北半島の最北部に位置し、津軽海峡を望む断崖の集落に温泉が湧き出ています。東通村側の陸奥湾とは異なり、日本海側の荒々しい海に面した立地が特徴です。
泉質は主に食塩泉(塩化物泉)で、体を芯から温める効果が高く、冷え性や疲労回復、神経痛などに効能があるとされています。源泉温度は比較的高く、濃厚な湯が好まれる温泉愛好家に知られた存在です。かつてはイカ釣り漁師たちが利用する素朴な湯治場であり、その素朴な佇まいが今も受け継がれています。
温泉地として広く知られるきっかけの一つが、作家・井上靖の小説『海峡』(1957年刊)です。同作では下風呂の漁師町と温泉の情景が描かれており、文学的な知名度を持ちます。旅館・民宿の軒数は多くなく、いわゆる「秘湯」的な雰囲気を色濃く残しています。
アクセスは青森市から国道338号線経由で下北半島をぐるりと回る形となり、大間崎(本州最北端)にも近い位置にあります。近年は下北半島の観光ルートの一つとして注目が高まっており、大間のマグロ漁と組み合わせた旅が人気を集めています。
使い方・例文
「下北半島の旅の締めに下風呂温泉の宿に一泊する」というように、大間や仏ヶ浦観光と組み合わせた立ち寄り湯・宿泊先として登場することが多い。
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