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上昇段とは?

じょうしょうだん

上昇段とは、ロケット打ち上げ機構において、宇宙船や探査機を宇宙から地上・天体表面から軌道へ上昇させるために使用される推進モジュールのことです。

上昇段(じょうしょうだん、ascent stage)とは、主に月着陸船惑星着陸機の構成要素として設計された、上昇専用の推進モジュールです。着陸の際は降下段(descent stage)とともに天体表面に降りますが、離陸時には降下段を発射台として残し、上昇段のみが点火・分離して宇宙へ帰還する仕組みです。

最も有名な例は、アポロ計画で使用された月着陸船(LM:Lunar Module)です。月面探査を終えた宇宙飛行士は上昇段に乗り込み、月面に残す降下段をアバットメントとしてエンジンを点火し、月軌道上で待機する司令・機械船(CSM)とドッキングしました。

上昇段に求められる主な特性は以下のとおりです。

  • 軽量化:必要最低限の燃料と構造で軌道速度に達する設計
  • 信頼性:真空・低重力・極端な温度環境での確実な動作
  • 精密な軌道投入:待機する母船とのランデブー・ドッキングのための正確な軌道計算

現代の探査計画でも、火星サンプルリターンミッションや将来の月面基地計画では上昇段の設計が重要な技術課題となっており、民間宇宙企業も含めた研究開発が進んでいます。

使い方・例文

「アポロ計画で宇宙飛行士が月面から帰還できたのは、上昇段エンジンが確実に点火されたおかげです」のように宇宙開発の文脈で登場します。

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