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三角貿易とは?

さんかくぼうえき

三角貿易とは、3つの地域や国が三角形の形で互いに異なる商品を輸出入し合う貿易構造で、特に大西洋の奴隷貿易や19世紀のアジア貿易が有名です。

三角貿易とは、3つの地点・地域が循環する形で互いに異なる産品を取引する貿易構造を指します。直接の二国間貿易では決済が難しい場合でも、3点を結ぶことで各地の商品が流通し、収支が成り立つ仕組みです。

歴史上もっとも有名な三角貿易として、17〜19世紀大西洋三角貿易があります。

  • ヨーロッパアフリカ:武器・繊維製品などを輸出
  • アフリカ→アメリカ大陸:奴隷を輸送(「中間航路」と呼ばれる過酷な航海)
  • アメリカ大陸→ヨーロッパ:砂糖・綿花・タバコなどを輸出
この構造はヨーロッパの資本蓄積に大きく寄与した一方、アフリカから数百万人規模の人々が強制的に連行されるという人道的に極めて深刻な側面を持ちます。

もうひとつ著名な例が19世紀のアジアにおける英国主導の三角貿易です。英国はインドから中国へアヘンを輸出し、中国から茶・絹を輸入、インドへ綿製品を輸出するという構造を作り出しました。アヘンをめぐる問題はアヘン戦争(1840〜42年)の一因となりました。

三角貿易は近代世界経済の形成と植民地主義の歴史を象徴する構造として、歴史的に重要な意味を持ちます。

使い方・例文

世界史の授業では、大西洋三角貿易が奴隷制度とヨーロッパの経済発展を結びつける文脈で取り上げられ、近代植民地主義を理解するうえでの重要事例として学びます。

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