三戦とは?
さんちん
三戦(サンチン)とは、空手や中国武術に伝わる基本型(カタ)のひとつで、強靭な体幹と呼吸法を鍛えることを目的とした型です。
三戦(サンチン)は、沖縄空手や中国南派拳法(南少林寺系)に伝わる最重要基本型のひとつです。名称は「三つの戦い」を意味するとも、「三回の転換」を指すとも伝えられています。
この型の最大の特徴は動きの少なさと呼吸法の徹底にあります。演武者はゆっくりとした足運び(三戦立ち)と締め(しめ)と呼ばれる全身の筋肉収縮を連動させながら前進・後退し、息を吐き切ると同時に腹部・背部・四肢を強く締め固めます。この呼吸・締めの繰り返しが、内部的な強さ(内功)を養うとされています。
型の構成は流派によって異なりますが、剛柔流では三戦が最初に学ぶ型であり、それだけ基礎的かつ奥深い位置づけとされています。上地流においても三戦は中心的な型として重視されます。指導者が演武者の体を叩いて締めを確認する「試し(しめ)」という独特の伝統的稽古法もこの型にともなう慣習のひとつです。
現代空手においても、体幹強化・呼吸制御・精神集中の観点から、競技者だけでなく健康目的の修行者にも広く行われています。
使い方・例文
剛柔流空手の道場では、入門して最初に習う型が「三戦」であり、白帯の段階から毎回の稽古で繰り返し練習します。
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