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ヴェリンジェトリクスとは?

ゔぇりんじぇとりくす

ヴェリンジェトリクスとは、紀元前1世紀のガリア(現在のフランス周辺)でローマの侵攻に抵抗した部族連合の指導者で、ガリア抵抗運動の象徴的英雄です。

ヴェリンジェトリクス(Vercingétorix)は、紀元前72年ごろにアルウェルニ族の家系に生まれたとされるガリアの族長です。ユリウス・カエサルによるガリア遠征が進むなか、紀元前52年に複数のガリア部族をまとめ上げ、ローマ軍への大規模な抵抗運動を組織しました。

彼の戦略の特徴は、焦土作戦を採用してローマ軍の補給を断つことにありました。アウァリクム(現ブールジュ)などの都市を自ら焼き払い、敵の兵站を弱体化させようとしました。しかしゲルゴウィアの戦いではローマ軍を撤退させる成果を上げながらも、最終的にアレシア(現アリーズ=サント=レーヌ)での篭城戦でカエサルに包囲されます。

アレシア包囲戦では援軍部隊との連携が実らず、紀元前52年にカエサルへの降伏を決断しました。その後ローマへ連行され、約6年間の囚われの身を経てカエサルの凱旋式に引き出され、処刑されたと伝えられます。

ヴェリンジェトリクスは後世のフランスにおいて国民的英雄として称えられ、19世紀のナポレオン3世時代に特に顕彰されました。ガリア・フランス人のアイデンティティを象徴する人物として、現代でも教育や文化の場で広く取り上げられています。

使い方・例文

フランス史や古代ローマ史の学習で、カエサルの「ガリア戦記」を読む際にヴェリンジェトリクスの名前が繰り返し登場します。

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