ヴィリジアンとは?
ゔぃりじあん
ヴィリジアンとは、深みのある青みがかった緑色の顔料・絵具の色名で、水彩画や油彩画に広く使われる透明感のある色です。
ヴィリジアン(Viridian)とは、酸化クロムを原料とする深みのある青緑色の顔料およびその色名です。名称はラテン語で「緑色の(viridis)」に由来しています。19世紀フランスで開発された比較的新しい顔料で、透明感が高く、耐光性(光による色あせへの耐性)に優れているため、美術用絵具として今も広く使われています。
ヴィリジアンの特徴は次の通りです。
- 色相:青みを帯びた深い緑(シアン寄りの緑)
- 透明度:高い透明性があり、重ね塗りや水彩での薄め使いに適している
- 耐光性:非常に高く、長期間色が安定する
- 毒性:かつての銅系緑顔料(エメラルドグリーン=ヒ素含有)と異なり毒性が低い
絵具の色としてのヴィリジアンは、印象派の画家たちにも愛用され、水彩・油彩・アクリルとさまざまな画材に使われています。セザンヌやモネの作品にもこの色が使われていたと言われています。
日本ではJIS慣用色名として「ビリジアン」という表記も使われ、色見本ではHSLやHEX値で青緑系の特定の色域を指すことがあります。絵具メーカーによっては「ウィネザーグリーン」「フタログリーン」など類似色と区別して販売されており、色名の扱いには注意が必要です。デザイン・イラスト・染色など芸術全般で独特の深緑系の色を表現する際に参照される色名です。
使い方・例文
水彩画や油絵のパレットにヴィリジアンを加えると、海の深み・森の陰・翡翠のような質感を表現するのに役立ちます。絵具店や美術材料の色見本帳では青緑系の代表色の一つとして掲載されています。
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