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ヴィジャヤナガル王国とは?

びじゃやながるおうこく

ヴィジャヤナガル王国とは、14世紀から17世紀にかけて南インドに栄えたヒンドゥー教系王国で、イスラーム勢力の南下に対抗して繁栄した最後の大規模ヒンドゥー王朝です。

ヴィジャヤナガル王国は1336年、ハリハラとブッカという兄弟によって南インドデカン高原に建国されました。「ヴィジャヤナガル」とはサンスクリット語で「勝利の都市」を意味し、現在のカルナータカ州ハンピ周辺に首都が置かれました。

この王国はデリー・スルタン朝以来のイスラーム勢力の南インドへの拡大に対抗するヒンドゥー教の砦として機能しました。最盛期の16世紀前半、クリシュナデーヴァラーヤ王(在位1509〜1529年)の治世には、文学・音楽・建築が高度に発達し、南インド最大の政治的・文化的中心地となりました。ポルトガルやペルシアとの交易も活発で、ペルシア人旅行家が「世界で最も豊かな都市の一つ」と記録に残しています。

宗教的にはシヴァ神・ヴィシュヌ神など複数のヒンドゥーの神を崇拝し、多数の壮麗な寺院が建設されました。首都ハンピの遺跡は現在ユネスコ世界遺産に登録されています。1565年のタリコータの戦いでデカン・スルタン朝連合軍に敗れ首都は廃墟となりましたが、王国自体は17世紀まで命脈を保ちました。

使い方・例文

インド史の中でヴィジャヤナガル王国は「南インドのヒンドゥー文化を守った砦」として語られ、世界遺産ハンピの遺跡と合わせて紹介されることが多いです。

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