デカン高原とは?
でかんこうげん
デカン高原とは、インド半島の大部分を占める広大な台地で、古代溶岩台地が侵食によって形成された地形です。
デカン高原(Deccan Plateau)は、インド半島の大部分を覆う広大な溶岩台地です。北はビンデャ山脈・サトプラ山脈に接し、東西をそれぞれ東ガーツ山脈・西ガーツ山脈に挟まれ、南端のタミル・ナードゥ州まで広がります。面積はインド全土の約3分の1にあたるおよそ150万平方キロメートルにおよびます。
デカン高原の地質上の特徴は、「デカン・トラップ」と呼ばれる大規模な玄武岩質溶岩台地です。これは約6600万年前(白亜紀末)に起きた超大規模な火山噴火によって広大な溶岩が積み重なり形成されたもので、その厚さは場所によって2000メートル以上に達します。この時期の大規模噴火は恐竜絶滅に寄与した要因のひとつとも議論されています。
高原の農業・地理的特徴には以下のものがあります。
- 黒色綿花土(レグール土):玄武岩の風化によって生じる肥沃な土壌で、綿花・サトウキビ栽培に適する
- 年間降水量はおおむね500〜750ミリ程度で季節風(モンスーン)に左右される
- クリシュナ川・ゴーダーバリ川などの主要河川が高原を流れる
歴史的にはサータバーハナ朝・チャールキヤ朝・ラーシュトラクータ朝・バーマニー朝など多くの王朝の中心地となり、インド文明の発展において重要な役割を果たしました。現代ではムンバイ・プネー・ハイデラバードなどの大都市がデカン高原縁辺部に発展し、IT産業や製造業の主要拠点となっています。
基本データ
| 面積 | 1,000,000 km² |
|---|
出典:Wikidata
使い方・例文
インドの地理を学ぶ際に「インド半島の中央部を覆う広大な台地」として登場するのがデカン高原です。綿花産地や古代王朝の舞台としても歴史の教科書に頻出します。
この用語をシェア
最終更新: