ヴァルハラとは?
わるはら
ヴァルハラとは、北欧神話において主神オーディンが戦死した勇士たちを迎え入れる黄金の宮殿であり、英雄たちが最後の戦いに備える永遠の館です。
ヴァルハラ(Valhöll)は、北欧神話においてアスガルドに存在するオーディンの宮殿です。その名は「戦死者の館」を意味し、戦場で名誉の死を遂げた勇士たち「エインヘリャル」が集う場所として描かれています。
ヴァルハラの構造は神話の中で壮大に語られます。宮殿には540もの扉があり、それぞれの扉から800人の戦士が横に並んで出入りできるとされています。屋根は槍で葺かれ、盾が壁板として使われているという描写もあります。
ヴァルハラに集った英雄たちは毎日訓練として互いに戦い、夕暮れには傷が癒えて宴を楽しみます。この宴では、
- 魔法の山羊ヘイドルーンが与える蜂蜜酒「ミョド」
- 毎日再生されるイノシシ「セフリームニル」の肉
戦死者をヴァルハラへ導くのは「ヴァルキューレ(ワルキューレ)」と呼ばれる半神の乙女たちです。ヴァルハラはゲルマン民族の名誉死観や来世信仰を色濃く反映しており、北欧文化における英雄的世界観の象徴となっています。ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指環」にも登場し、西洋音楽・文学に大きな影響を与えました。
使い方・例文
「ヴァルハラ行き」という表現は、勇者が名誉の戦死を遂げることを意味する比喩として、ゲームや小説などのフィクション作品でしばしば使われます。
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