ロータリーレースとは?
ろーたりーれーす
ロータリーレースとは、丸太を回転させながら刃物を当て、薄い板状の単板を連続してむき取る合板製造用の機械のことです。
ロータリーレース(rotary lathe)は、合板の原料となる単板(ベニヤ)を製造するための専用機械です。蒸煮・水浸処理で柔らかくした丸太を両端でチャックし、高速回転させながら長い刃物を当てることで、リンゴの皮をむくように薄い板を連続的に削り出します。
この方式の最大の利点は原木を無駄なく利用できる点にあります。鋸で挽く製材とは異なり、のこぎりくずが出ないため木材の歩留まりが非常に高くなります。一本の丸太からほぼ円筒形の芯部(コア)を残して全てを単板に変換できます。
得られる単板の厚みは一般的に0.6〜4.0mm程度で、幅は丸太の長さ(通常1.8〜2.7m)に対応します。剥き取った単板は帯状に連続しており、これを所定の寸法に切断・乾燥させてから選別・積層工程へ送ります。
ロータリーレースで製造された単板は、木目が緩やかな曲線を描く「ロータリー柾」と呼ばれる杢目となります。これは年輪に沿って剥取るためで、天然木の板目・柾目とは異なる外観を持ちます。合板のほか、木材を節約した装飾用薄板(突き板)の下地材としても使われます。
使い方・例文
合板工場でロータリーレースが稼働する様子は、まるでリンゴの皮を長くむき続けるようなイメージです。この機械なしには現代の合板産業は成立しません。
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