ロマン主義とは?
ろまんしゅぎ
ロマン主義とは、18世紀末から19世紀にかけてヨーロッパで広まった芸術・思想運動で、感情・個性・自然・過去への憧れを重視する立場です。
ロマン主義(Romanticism)は、18世紀末にドイツとイギリスで起こり、19世紀前半にヨーロッパ全土へ広まった芸術・思想・文学の潮流です。啓蒙主義や産業革命がもたらした理性・合理主義・機械文明への反動として生まれ、感情・想像力・個性・神秘・自然の崇高さを高く評価します。
文学の分野では、ゲーテの『若きウェルテルの悩み』やバイロン・シェリー・キーツらの詩がロマン主義の代表とされます。音楽ではベートーヴェン後期からシューベルト・ショパン・ワーグナーにかけての時代が「ロマン派」と呼ばれ、個人の内面を豊かに表現する長大な楽曲が生まれました。絵画ではドラクロワの『民衆を率いる自由の女神』やターナーの嵐や霧の風景画が代表的な作品として挙げられます。
ロマン主義の特徴的なテーマには以下のものがあります。
- 中世や遠い過去への憧憬と理想化
- 自然の壮大さや神秘性の称賛
- 民族的・国家的アイデンティティの探求
- 個人の感情や孤独の美化
- 超自然・幻想・夢の世界への関心
ロマン主義は後のリアリズム・象徴主義・ナショナリズムなど、さまざまな思潮に影響を与えており、現代芸術や大衆文化にもその精神は受け継がれています。
使い方・例文
「ショパンのピアノ曲は個人の深い感情を叙情的に表現するロマン主義音楽の典型として、今も世界中で演奏されている。」
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