ロヒンギャとは?
ろひんぎゃ
ロヒンギャとは、主にミャンマー西部のラカイン州に住むイスラム教徒の少数民族で、長年にわたる迫害と無国籍状態に苦しむ人々のことです。
ロヒンギャは、ミャンマー(旧ビルマ)西部のラカイン州(旧アラカン州)に古くから居住するイスラム教徒の民族集団です。独自の言語・文化・宗教的慣習を持ち、数世紀にわたってこの地域に暮らしてきたとされています。
しかしミャンマー政府は、ロヒンギャを正式な135の民族集団に含めておらず、国籍法上も市民権を認めていません。そのため多くのロヒンギャは無国籍状態に置かれ、移動・就労・教育・医療などの基本的権利が著しく制限されています。
特に2017年前後の軍による大規模な掃討作戦により、70万人以上が隣国バングラデシュへ逃れ、難民キャンプでの生活を余儀なくされました。国連はこの状況を「民族浄化の教科書的事例」と表現し、国際社会から強い非難を受けました。
ロヒンギャ問題は次のような側面を含む複合的な人道危機です。
- 無国籍・難民化による法的保護の欠如
- ラカイン仏教徒との宗教・民族間対立
- ミャンマー軍による組織的暴力の記録
- 国際的な受け入れ国の負担と難民支援
- 帰還・和解に向けた交渉の難航
現在も100万人以上の難民がバングラデシュのコックスバザールなどに滞在しており、世界最大規模の難民問題の一つとなっています。
使い方・例文
ニュースや国際政治の授業で「ロヒンギャ難民の問題」として取り上げられ、国連人権理事会の報告書や国際司法裁判所での訴訟でも頻繁に登場します。
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