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ロッキングストーン(摩耗礫)とは?

ましゅうせき

ロッキングトーンとは、わずかな力でゆらゆらと揺れる大きな岩石のことで、長い年月をかけた自然の風化・侵食によって形成されます。

ロッキングトーン(摩耗礫)とは、地面や岩盤の上にバランスよく乗った状態で、軽く押すだけで前後左右に揺れる岩石のことです。「揺れる石」とも呼ばれ、英語では「rocking stone」または「logan stone」とも称されます。

その形成には、数千年から数万年にわたる自然の営みが関わっています。主な原因として次のものが挙げられます。

  • 雨水や気温変化による岩石の風化・侵食
  • 氷河の移動によって運ばれた漂礫(ひょうれき)の堆積
  • 周囲の土砂が流れ去ることで岩が露出し、接触面が小さな点になる差別侵食

接触面が非常に小さく、かつ重心がその接触点のほぼ真上にくるよう偶然整った形になったとき、わずかな外力でも大きく揺れる状態が生まれます。

世界各地に存在し、イギリスのコーンウォール地方やインド、北米など、花崗岩が多い地域で特に多く見られます。日本でも各地の山岳地帯に存在が確認されています。古くから「神が宿る石」として信仰の対象にもなってきました。地質学・地形学の研究対象としても重要で、過去の気候変動や侵食環境を読み解く手がかりになります。

使い方・例文

山のハイキング中に「少し押しただけでぐらぐら揺れる大きな岩」に出会った場合、それがロッキングストーンです。観光名所になっている例も多く、「触ると揺れる不思議な岩」として紹介されます。

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