ログランク検定とは?
ろぐらんくけんてい
2つ以上の生存曲線を比較するノンパラメトリック検定で、臨床試験や疫学研究で広く使われます。
ログランク検定(log-rank test)は、2つ以上のグループの生存時間分布が同じかどうかを統計的に比較するノンパラメトリック検定です。打ち切りデータ(観察終了時点でイベントが起きていない例)を適切に扱える点が大きな特徴です。
検定の仕組みは、各イベント発生時点でのリスク集合を基に「期待イベント数」を計算し、観察されたイベント数との差を累積して検定統計量を構成するというものです。帰無仮説は「すべてのグループの生存関数が等しい」であり、統計量はカイ二乗分布に近似して有意確率を求めます。
具体的には、新薬と標準治療を比較する臨床試験で「治療を開始してから死亡または再発が起きるまでの期間」をグループ間で比較する場面が代表例です。また、がん種ごとの生存率の差を検討する疫学研究でも頻繁に用いられます。
ログランク検定はハザードが比例的である(比例ハザード仮定)場合に最も検出力が高くなります。仮定が成立しない場合はウィルコクソン検定など代替手法が使われることもあります。生存分析の基礎的な推測ツールとして、医学・公衆衛生・工学の信頼性分析など幅広い分野で重要な役割を担っています。
使い方・例文
臨床試験で新薬群と対照群のカプランマイヤー曲線を描いた後、ログランク検定でその差が統計的に有意かどうかを判断します。
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