ルイス・サリヴァンとは?
るいすさりばん
ルイス・サリヴァンは、「形は機能に従う」という名言で知られるアメリカの建築家で、近代高層建築・摩天楼の発展に大きく貢献した人物です。
ルイス・サリヴァン(Louis Sullivan、1856〜1924年)は、アメリカ・ボストン生まれの建築家です。シカゴを拠点に活動し、鉄骨造による高層建築の美的・論理的な形式を確立したことから「摩天楼の父」「近代建築の父」とも称されています。
サリヴァンが生きた19世紀後半は、シカゴ大火(1871年)の後の急速な都市再建と、エレベーターや鉄鋼技術の発展によって高層ビルが急増した時代でした。サリヴァンはこの新しい建築類型に対して、構造と装飾を有機的に統合するオリジナルの理論と様式を提唱しました。
彼の建築思想と業績の特徴を挙げると以下の通りです。
- 「形は機能に従う(Form follows function)」という近代建築の基本理念の定式化
- 植物的・有機的なアールヌーボー的装飾の独自開発
- 鉄骨造高層ビルの垂直性を強調した外観デザイン
- 弟子のフランク・ロイド・ライトを育てた教育者としての役割
代表作にはワインライト・ビル(セントルイス)やガランティ・ビルディング(バッファロー)があります。晩年は経済的に困窮しましたが、その思想は弟子ライトに引き継がれ、20世紀のアメリカ建築全体に多大な影響を与えました。
使い方・例文
近代建築史の授業や都市計画の文脈で、「サリヴァンの『形は機能に従う』はすべての機能主義建築の出発点となった」と引用される場面が典型的です。
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