リモネンとは?
りもねん
リモネンとは、柑橘類の皮に多く含まれる爽やかな香りを持つテルペン系の天然香料成分です。
リモネン(Limonene)は、植物由来のテルペン系化合物(モノテルペン)で、柑橘類(レモン・オレンジ・グレープフルーツなど)の果皮精油の主成分です。D-リモネン(右旋性)とL-リモネン(左旋性)の2種の光学異性体があり、一般に流通する「リモネン」はD体を指すことが多く、柑橘類に特有のフレッシュな香りを持ちます。L体はスギ類の精油などに含まれ、テレビン油のような香りです。
リモネンの主な用途と特性は次のとおりです。
- 香料:食品・飲料・菓子の香り付け、香水・コスメ・洗剤・芳香剤など幅広い製品の香料として使われます。
- 洗浄・溶剤:油脂を溶かす性質(溶解力)を持ち、環境負荷の低い天然系洗浄剤の成分としても使われます。
- 防虫・殺虫補助:一部の虫を忌避する作用があるとされ、天然由来の防虫製品に配合されます。
安全面では、一般に食品・化粧品への使用は認められていますが、高濃度での皮膚刺激性や、一部の人でのアレルギー反応(接触皮膚炎)が報告されています。EUでは化粧品への配合時にアレルゲン表示が義務付けられている成分のひとつです。また、空気中で酸化するとアレルギー誘発性が高まるため、製品の保存・取り扱いにも注意が必要です。
使い方・例文
「アロマオイルのオレンジ精油に多く含まれるリモネンは、柑橘系の爽やかな香りの主役となっている」のように、香料・アロマテラピーの文脈でよく登場します。
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